2026.08.01

神戸弘陵学園vs学校法人石川

神戸弘陵学園10-0学校法人石川

神戸弘陵学園が学校法人石川を10対0で下し、2年ぶり5度目の優勝を果たした。

1回表、神戸弘陵学園は1死1塁から副主将の3番・西垣美来が三塁線を破るタイムリー二塁打を放って先制。さらに2死3塁から5番・浅水梨来のセンター前へのタイムリーで追加点を挙げる。

学校法人石川の先発・本諏訪颯南は初回こそ2失点したものの、2回裏の神戸弘陵学園の攻撃を三者凡退に打ち取り、立ち直りの兆しを見せる。

だが、簡単に抑えてさせてくれないのが強豪・神戸弘陵学園。3回裏には1死から西垣が安打で出塁すると、盗塁を決めて2塁に進む。ここで4番・島本そながレフト線へのタイムリー二塁打を放ち、大きな追加点を挙げた。

神戸弘陵学園の先発はエースで主将の山戸優菜。「5回まで緊張していました」と4回まで5四球を出しながらも味方の好守にも支えられ、無安打投球を続ける。

何とか反撃したい学校法人石川は5回表、1死から7番・緑川紗陽音がセンター前にチーム初安打を放つと、失策と死球で満塁のチャンスを作る。しかし、ここも山戸が踏ん張り、セカンドフライとショートゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

すると、神戸弘陵学園はその裏に猛攻を見せる。1死1、3塁から浅水がスクイズを決めて1点を追加。さらに1番・福田稟、2番・石井望愛のタイムリーなどでこの回に7点を奪い、試合を決定づけた。

試合は神戸弘陵学園の大量リードで最終回に突入。意地を見せたい学校法人石川は先頭の6番・酒本玲奈が執念のヘッドスライディングでセカンドへの内野安打を勝ち取る。しかし、山戸は最後まで落ちついた投球を見せ、後続を打ち取る。

最後はショートの福田がセンター前に落ちそうなフライを飛び込みながら好捕してゲームセット。マウンドに歓喜の輪ができた。

全国屈指の強豪である神戸弘陵学園だが、ユース大会では初戦敗退、選抜大会では準決勝敗退とこの1年は全国大会のタイトルと縁のない1年を過ごしてきた。それでも集大成の大会で強さを取り戻し、「何とか勝ち切りたいという想いで3年生38人、全体で93人が一丸となって達成してくれました」と石原康司監督は選手を称えた。

敗れた学校法人石川も創部5年目で初の決勝進出と大健闘。躍進の原動力となった本諏訪は「自分の全力は出せたかなと思うので、悔いはないです」とやり切った表情を見せていた。日本一への夢は後輩へと引き継がれる。

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