1997年に始まり、今年で第26回大会を迎える全国高等学校女子硬式野球選手権大会。近年、全国各地の高校に女子野球部が誕生しており、昨年から決勝戦が阪神甲子園球場で開催されたことによって更なる盛り上がりが期待されます。
長い歴史を持つ本大会を戦ったOG選手からの応援メッセージ企画。今回はZENKO BEAMSの監督であり、侍ジャパン女子代表監督の中島梨紗さんです。
【中島 梨紗(なかしま りさ)】1986年12月27日生まれ。神村学園高等部出身。
名門・神村学園高等部で2年時と3年時に全国制覇。大学進学後はクラブチーム・侍で活動する傍ら、桜美林大学準硬式野球部の練習生としても活動。大学卒業後はワーキングホリデーを利用しオーストラリアに渡る。帰国後の2012年、女子プロ野球リーグのトライアウトを受験しアストライアへ入団。現役引退後はアストライアのコーチ・監督を務め、2017年監督就任1年目でリーグ優勝という快挙を成し遂げる。大会は中止となったが、第9回女子野球W杯の監督に就任。今季からは埼玉県の社会人女子硬式野球チーム・ZENKO BEAMSの監督にも就任。侍ジャパン女子代表監督も続投しています。
☆選手権大会参加
第6回大会(2002年)
第7回大会(2003年)
第8回大会(2004年)
ーー高校夏の大会での一番の思い出を教えてください。
埼玉栄高校との決勝戦、延長10回までほぼ互角の戦いができたことです。
試合中楽しすぎて「このままずっと試合をしていたい」と思ったことを今でも覚えています。
ーー現在の高校女子野球の盛り上がりをどのように感じていますか?
私たちの時代では考えられないような参加校数と、認知度、盛り上がりがすごいと思います。「野球が心から楽しい!」と思って頑張っている高校生は輝いて見えます。
ーー夏の大会で後悔しないためにやっておいた方が良いことはありますか?
特に3年生に向けてですが、「これまでやってきたことを全て出し切る」ことでしょうか。
ーー夏の大会に臨む女子選手に向けて、応援メッセージをお願いします。
今年も熱い戦いを期待しています!
私たちの時代から、ずっと想い続けた甲子園の舞台を目指して、一球一球に魂と心を込めてプレーしてください!