開志学園3x-2惺山
決勝トーナメント進出をかけて争われた一戦は、開志学園が7回逆転サヨナラで惺山
に勝利した。
開志学園・座間日和、惺山・大畑沙綾の先発でスタートした試合。
序盤はともにランナーを出しながらも両投手が踏ん張り、互いに無得点のままテンポよく試合は中盤へ進む。
先手を取ったのは開志学園だった。4回、先頭の関本陽菜がこの日2本目となる安打で出塁し二盗を決めると、2死から古俣桜がタイムリー二塁打を放って先制。
攻撃陣はその後もチャンスを作るがあと一本が出ず、追加点を奪えない。だが先発・座間は3回以降、走者を許さない快投で流れを渡さず最終7回へ。
惺山は1死から死球で走者を出すと、松島久羽がタイムリー二塁打を放って2死二、三塁とチャンスを広げる。続く代打・武田蕾が放ったゴロが相手の悪送球を誘い、2者が生還。2対1と試合をひっくり返した。
その裏、開志学園は四球を選んだ本田莉乃を犠打で進めると、杉吉莉欧のタイムリー二塁打で同点に追いつく。その後、代打・小林礼芽のヒットなどで満塁とすると、鈴木愛唯梨の押し出し死球で勝ち越し。開志学園が逆転サヨナラ勝ちを収め、24日から行われる決勝トーナメント進出を決めた。
初戦を打ち勝ち逆転で制した惺山は、この試合も土壇場に逆転する粘りを見せたが惜しくも及ばなかった。
