2025.07.20

花巻東高校 vs 山陽高校

花巻東高校3-2山陽高校(延長8回)

延長タイブレークにもつれた一戦は、前年準優勝の花巻東が逆転で山陽に勝利した。
花巻東・早坂未来、山陽・岡本蘭の投げ合いで始まった一戦は、両校の堅い守備もあり投手戦の滑り出しを見せる。花巻東は3回まで毎回ランナーを出し、山陽は2回に満塁のチャンスを作るがともに得点に至らず。


しかし3回、山陽は先頭の太田いちかが内野安打で出塁し犠打で進塁すると、岡本がレフトの頭を超えるタイムリー二塁打を放って先制する。


4回には先頭打者が安打で出塁するが、ここで救援した花巻東・鯨井こころの前に抑え込まれ無得点。
すると給水タイムを挟んで迎えた5回、花巻東はこの回先頭の佐々木杏紗が三塁打で出塁。続く盛田美桜が犠飛を放って1対1の同点に追いついた。


その後はともに走者を出すが決定打に欠き、同点のまま延長戦へ。大会規定により、無死一、二塁から始まるタイブレークに突入した。
そして8回、花巻東は暴投により走者を進め、打者も四球を選び無死満塁のチャンスを作る。ここで中村莉桜がレフト前へ落ちるタイムリーを放ち、三塁走者が生還。

さらに内野ゴロの間に1点を追加し、3対1とリードを広げた。

その裏、山陽は犠打で1死二、三塁とするが次打者が外野フライに倒れて2死。暴投で1点を返し粘りを見せるが、あと一本が出ず敗れてしまった。

花巻東は4回途中から救援した鯨井が無安打の快投で流れを引き寄せ、守備陣も堅守で応えた。
敗れた山陽も随所に好守が光ったが、8回にタイムリーを打った打者走者を一、二塁間で挟んだがアウトにできず。一塁走者の三塁への進塁も許し、3失点目に繋がってしまった。

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