2025.07.24

福知山成美 vs 松本国際高等学校

福知山成美 7-0 松本国際

投打の噛み合った福知山成美が、計13安打&完封劇でベスト8入りを果たした。

予選トーナメントを10-1、4-2のスコアで勝ち上がった福知山成美と、すでに3試合(4-0、6-2、6-5)を戦ってきた松本国際の対戦。試合の主導権を奪ったのは、福知山成美だった。

2回表だ。1死から6番・浮ケ谷千夏、7番・青山和暖、8番・横山ひなたの3連打で満塁とすると、9番・大嶋李がライト前へタイムリー。2死後に2番・三浦希望にもタイムリーが飛び出して2点を先制。さらに4回表には1死から1番・下田芽音と2番・三浦の連打で1死1、3塁として3番・松本結愛の内野ゴロの間に1点を追加した。

そして福知山成美の2年生右腕・真田まりやのピッチングが光った。初回1死2塁のピンチを連続三振で切り抜けると、その後も走者を許しながらも粘り強い投球で得点を許さず。4回表終了時に雷雲の接近によって中断も集中力を切らすことなく、6回裏には同じく2年生の捕手・浮ケ谷千夏とのコンビネーションでスクイズを封じ込める場面もあった。

すると福知山成美の打線が爆発する。7回表に4番・新谷早琴のヒットからチャンスを作り、8番・横山、9番・大嶋、さらに1番・下田と3者連続タイムリー。「特に8番、9番が今日は仕事をしてくれた」と長野恵利子監督。この回、計4点を奪ってリードを7点に広げた。

そして最終7回、先発の真田がそのまま続投すると、最後は3人でピシャリ。「後ろで3年生たちがしっかりと守ってくれるので、すごく投げやすかったです」と真田。7回を5安打無失点での完封勝利を挙げた。

敗れた松本国際は、先発の藤森琴羽が粘りを見せていたが、7回に捕まって万事休す。打線は計5安打を放ったが、要所を締められる形で無得点に終わり、涙を飲んだ。

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