
松本国際 6-5 京都明徳(8回タイブレーク)
大会4日目、ReFillスタジアムの第3試合は延長タイブレークの末、松本国際が京都明徳に勝利した。
松本国際は2回表、打撃好調の網野悠菜の適時打で1点を先制する。次の回にも相手の失策や3番・投手で先発出場の堀口七虹の適時二塁打でさらに2点を追加した。5回表には伊藤ゆらからも適時打が生まれ、スコアを5-0とした。
堀口は5回に打球が脚に当たるアクシデントがありながらもマウンドに立ち続け、5回77球1失点の好投。遊撃を守る牧野喜恵の「後ろが助けてあげるから!」という声も後押しとなった。
対する京都明徳は5-1の崖っぷちで迎えた7回裏に猛攻をしかけた。先頭の村上彩羽が中安打で出塁し、2つの四球と湯山璃子の適時打でまずは1点を返す。
なおも満塁の場面で途中出場の佐藤莉穂が初球で適時打を放って1点差に詰め寄ると、同じく途中出場の垣中悠希から左中間を抜ける当たりが生まれ、ついに同点に追いついた。
無死走者一、二塁から開始する延長タイブレークに突入し、手堅い野球で試合の主導権を握ってきた松本国際は、この回も犠打で走者を進める。続く打者が倒れ、2死二、三塁で打席に立ったのは主将・牧野。平行カウントから3球目を左方向に運び、勝ち越しに成功した。
決死の思いで掴み取った1点を守り抜きたい松本国際・横井千晃監督は、これまでの2試合で先発したエース・藤森琴羽を8回裏のマウンドへ送る。最初の打者はわずか2球で追い込み、見逃し三振に仕留めた。その後、野手選択で1死満塁の危機を背負ったものの、後続をしっかりと打ち取って試合は終了した。
3試合を勝ち抜いた松本国際は決勝トーナメント進出が決定し、次戦は選抜大会ベスト4・福知山成美との一戦に挑む。