広陵9-10x岐阜第一(延長10回)
点の取り合いとなった一戦は延長10回までもつれた末、岐阜第一が広陵に逆転サヨナラ勝ちを収めた。
序盤は亀崎ゆいのタイムリーで先制した広陵が2対1でリードを奪う。
4回終了後、雷のため試合が一時中断。33分間の中断ののち試合が再開された。
5回、広陵は四球をきっかけにチャンスを広げると、矢田梨菜のタイムリーなどで2点を追加して試合を優位に進める。
岐阜第一は3点を追う5回、1死一、二塁のチャンスを作ると澤田蕾、松岡莉音、毛利瑠花の3連続タイムリーで試合をひっくり返した。
だがその直後、広陵は無死満塁と絶好の好機に佐藤柑奈がタイムリーを放って同点。
それでも岐阜第一の2番手・吉田桜菜が後続を打ち取り、最少失点で切り抜けた。
試合は同点のまま7回を終え、タイブレーク（無死一、二塁）に突入。
先攻の広陵は2死二、三塁のチャンスも生かせず無得点。その裏、岐阜第一は1死満塁とするが、広陵2番手・矢田がしのぎ得点は許さず。
そして9回表、広陵は犠打で走者を進めると、亀崎のタイムリーで勝ち越し。さらに今田夏々彩が2点タイムリー三塁打を放ち一気に3点をリードした。
その裏、岐阜第一の攻撃は敵失で無死満塁とするが、連続三振に倒れて2死満塁に。2アウトと追い込まれたが松岡がタイムリーを放って1点を返すと、毛利が2点タイムリーを放って土壇場で同点に追いついた。
互いに譲らない熱戦は延長10回へ。広陵は安打で無死満塁とすると、畑野琴羽のタイムリーでまたもリードを奪った。
そして1点を追う岐阜第一はその裏、先頭の山内理子が初球を振り抜くと、左中間を破るタイムリー二塁打に。2者が生還し、岐阜第一が劇的なサヨナラ勝ち。2時間54分に及ぶ熱闘を制した岐阜第一が、決勝トーナメント進出を決めた。
