2025.07.25

履正社 vs 横浜隼人:試合後インタビュー

履正社 4-2  横浜隼人

■履正社・橘田恵監督

「夏、隼人さんに何回負けてきたか。ただ、それを知っているのはもはや私だけなので、最後に2アウトを取ってから「ここで痛い目に結構あってるねんで。人生そんなに甘くない」と伝えに行きました。釋迦堂は「なんで来るん」みたいな顔をしていましたけれど、そのくらいがちょうどいいチームだと思うので。私の一言を彼女たちなりに理解して、体現してくれたと思います。今年は貧打と言われて始まったチームで、ユースではバント対決で負けたので、打って勝負できたのも良かったです。

この暑くて体力もしんどい中で、初マウンドだった原田はよく投げたなと思います。投げさせる兼打たせるのをどうしようか悩みましたが、釋迦堂から「これだけ打ってるから打たせましょう」と指示をいただきまして(笑)よく頑張ってくれました。田村は春の外大西戦で押し出しがあってから、ほとんど投げさせていませんでしたが、この間のゲームでいい投球だったので「これはいけるんちゃうか」と思って。ダメ押しの1点を決めた後のマウンドだったのが彼女にとってもチームにとっても良かったです。(田村の打撃について)一昨日の練習でバットが折れちゃって、お兄ちゃんが買ってくれたバットでめっちゃ打ってます。

次はどちらが来ても、めっちゃ知ってる相手です。(クラーク国際の)菊田さんは何回対戦したかなと思います。成美さんも練習試合も含めて仲がいいチームなので。変わったこともなく、落ち着いていきます」

■履正社・釋迦堂愛琴(写真左)※主将

「本当に心臓に悪い試合で、でもすごく楽しくて、この時間がずっと続けばいいのにと思いました。なんとかチームのみんながつないでくれて、なんとか守り切れたのでホッとしています。去年みたいに華やかなチームではないですが、心が優しい子ばかりで、チーム一丸となって戦えるのが自分たちの強みです。(主将として)キャッチャーでもありますし、みんなから見られている意識を持って、いつでも笑顔で前向きにということを心がけています。

(先発・原田)緊張しいで、そこが可愛いんですけど、表情が固かったので「笑顔笑顔!楽しんで!」と声をかけました。しっかりストライク先行で投げ切ってくれて、頼もしいピッチャーです。(待望のヒットが出たことについて)なんとかと思ってずっとバットを振り続けていたので、その成果が出て良かったです。どちらが上がってきても強い相手だと思うので、自分たちらしく、いい試合にできたらなと思います」

■履正社・原田美月(写真右)

「緊張していましたが、勝ててホッとしています。(今大会初登板)練習試合では投げていましたが、公式戦で投げるのは初めてで、心臓バクバクでした。後ろに頼もしい人たちがいるので、信じて投げました。変化球が入らなかったのは修正が必要ですが、真っ直ぐで押すことができて良かったです。(釋迦堂が)なんでも止めてくれると思ったので、安心して投げられました。次の成美さんとクラークさんはどちらも選抜で対戦していますが、選抜のようにうまくいかないと思うので、チャレンジャーの意識で全力でやっていきたいと思います」

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