
履正社 2-0 甲斐清和
大会3日目、ReFillスタジアムの第一試合は第26回選抜大会準優勝校の履正社が、コツコツと積み上げる丁寧なプレーで完封勝利を収めた。
先発マウンドに上がったのは植林音羽。空振りが取れる速球と緩い変化球を織り交ぜ、コースを丁寧についてスコアボードに0を並べ続ける。ストレートの浮きを試合中に修正し、最後の打者は空振り三振に仕留めた。
打撃では初回、先頭の福井桃亜が初球を左中間に運んで二塁打とすると、釋迦堂愛琴の犠打と原田美月の適時打で1点を先制。3回にも髙倉美優の中安打で好機を作り、原田が今度は右方向へ豪快な打球を放って、スコアを2-0とした。
履正社はこのままリードを守り抜き、初戦を突破。橘田恵監督は試合後に「最小失点でしのいで、ワンチャンスをものにする彼女たちらしい野球ができたと思います」と振り返った。
甲斐清和は3番・投手で先発出場した三森千夏が6回73球2失点の力投を繰り広げるが、打線があと一歩及ばす。第2期生が高校最後の夏を終えた。