2025.07.27

【準決勝】履正社 vs 福知山成美

履正社 2-6 福知山成美

準決勝の第二試合は、今年度の選抜大会と同じく履正社と福知山成美の対戦に。長野恵利子監督が「3〜6番まで、誰でも4番を打てる」と語る強力な打撃陣が奮起し、福知山成美が春の雪辱を果たした。

1回裏、下田芽音の四球や新谷早琴の安打などで2死一、三塁の場面を作ると、5番・南侑衣奈と6番・浮ヶ谷千夏が振り抜いた打球がそれぞれ適時二塁打となり、3点を先制した。

次に試合が動いたのは5回裏。先頭打者・下田の四球からまたもや好機を得て、新谷と浮ヶ谷の適時打で3点をダメ押し。長野監督は「下田が出て、三浦が送る。1点でも多く取るための攻め方ができた」と試合後に振り返った。

一方の履正社は7回表、橘田恵監督の「ワクワクするよ」という声のもと円陣を組み、先頭の藤原沙羽がさっそく内野安打で出塁した。続く髙倉美優からは豪快な適時三塁打が生まれ、球場の空気は一変。チームのムードが最高潮になる中、福井桃亜も遊撃手の頭を越える適時打を放ち、2点目を挙げた。

ここで福知山成美は、先発・木戸衣緒理から今大会無失点の快投を続ける真田まりやにバトンを託し、後続をピシャリ。『逆襲の夏』を掲げる福知山成美が、念願の甲子園への切符を掴んだ。

試合後には両校の選手・応援団が健闘を称え合い、丹波市での今夏ラストゲームを締めくくった。

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