
神戸弘陵12-1成美学園(5回コールド)
大会4連覇、さらに春夏連覇がかかる神戸弘陵が14安打12得点と圧倒し、5回コールドで成美学園に勝利した。
春優勝の神戸弘陵打線が初回から爆発する。四球で出塁した先頭打者を二塁に進めると、山本詠がタイムリーを放って先制。さらに早川星佳にもタイムリー二塁打が飛び出し2点目。四球でつなぎチャンスを拡大すると、浅水梨来、青木こころ、松元麻桜、出口美有の4連続タイムリーが生まれる。さらに山本、早川にこの回2本目のタイムリーが飛び出し、打者14人を送り込み一挙10得点。
3回には野津桃香のスクイズなどで2点を追加。大量リードを奪った神戸弘陵は経験豊富な左腕エース・阿部さくらを2回で交代。石原康司監督が「ピッチャーには自信を持っている」という通り、3投手が継投。野手陣も試合中にほぼ全員入れ替え、「(試合では)何があるか分からないので経験を積ませたかった。初回にいい形で点を取ってくれたので、いろんな選手を出すことができてチームとしてプラスだった」(石原監督)とこの試合、総勢21人が出場。盤石の戦いぶりで神戸弘陵が初戦を突破した。
初出場の成美学園は初回から神戸弘陵打線に猛攻に遭ったが、2回から登板した熱田陽咲が食らいつき、満塁のピンチを招いたが無失点で切り抜けた。守備も初回に1失策したが、以降は堅い守備を展開。打線も3回まで無安打に抑え込まれていたが、4回には清田夢叶がチーム初安打を放ち、5回は先頭の鈴木來菜がヒットで出塁し、大川綺菜がタイムリーを放って1点を返すなど意地を見せた。