COLUMN

大会コラム

2024.07.25

履正社高等学校 vs 岐阜第一高等学校

履正社1-0岐阜第一

 

履正社が接戦を制してベスト8進出を果たした。

試合は1点を争う白熱の展開となった。履正社は1回表にヒット2本を盗塁失敗などで活かせず、対する岐阜第一も2回裏に1死3塁からのスクイズが空振りとなって得点ならず。履正社の先発左腕・堀明日香は、しなやかな投球フォームから鋭いスライダーを武器にボールを低めに集め、対する岐阜第一の先発右腕・桑澤明里は力強いストレートを軸に相手をねじ伏せるようにアウトカントを増やし、両チームの非常に固い守備も光った中で5回を終えて0-0と両者一歩も譲らない展開が続いた。

均衡が破れたのは6回表だった。履正社が2死走者なしから2番・小池遥香、3番・山下来々杏と連続クリーンヒットで1、2塁とすると、4番・西本夢生が「自分が打たないとって思って、4番の仕事をしようと思って打ちました」とレフト線を破るタイムリーを放って貴重な1点を奪った。

援護を得た履正社の先発・堀は、「野手の頑張りがあったので、自分もゼロでいくぞっていう気持ちで頑張りました」とその後も緩急巧みなピッチングを続けて7回を3安打2四球6奪三振無失点の完封劇。「キャッチャーのおかげかなって思います」と笑顔を見せた。一方、敗れた岐阜第一の先発・桑澤も7回を投げて7安打も1四球のみの1失点と称賛に値するピッチングを披露し、大会を後にした。

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