昨夏ベスト8の秀明八千代が静清に僅差で逃げ切り、2回戦進出を決めた。
秀明八千代は2回裏、1死から四球と送りバントで得点圏に走者を進めると、8番・岩瀬奈月がセンター前に安打を放ち1点を先制。さらに続く9番・前原こころ、1番・山口真歩の連続安打で1点を追加。試合序盤で2点のリードを奪うことに成功する。
追う展開となった静清は直後の3回表、先頭の8番・丹山惟央里の安打を皮切りに1死一三塁のチャンスを作ると、2番・宇部まいがスクイズを決め1点を返す。試合はその後、秀明八千代・竹本心愛、静清・岩田千愛莱の両エースの好投が続き、2-1の膠着状態のまま最終回を迎える。
好投を続けていた秀明・竹本は7回1死から死球で走者を出すも、絶妙な牽制で最後の1死を奪い7回1失点完投勝利。「竹本の制球が良く、守備のリズムが良かった。」と堀江監督。緩急を巧みに用いた投球でチームを勝利に導いた。
敗れた静清は1・2年生のみのチームで創部2年目の夏に臨むも、あと1歩及ばず。岩見監督は「初めて自分たちの代になるのでユース大会に向けて、1ヶ月しっかりとチーム作りをしていきたい。」と秋のユース大会での躍進を誓った。