選抜ベスト8の実力を誇る福井工大がまとまった試合を展開し、6回コールドで幕を閉じた。
2回裏、1アウト2,3塁で、9番・1年生の中野がライトフライを放ちタッチアップで1点先制。続く1番鈴木のタイムリーレフト前ヒット、そこから押し出し四球でこの回一挙3点を獲得した。
投げては福井工大・エース藤田が圧巻のピッチングを見せる。初回から力のあるストレートでテンポ良く投げ込んだ。
結果6回83球を投げ8奪三振無失点完封。惺山打線は力のあるストレートと変化球を織り交ぜたピッチングに手が出ず、2安打に抑え込まれた。
対する惺山の先発サウスポー・川崎も粘投。5回107球を投げ切った。しかし5回にも福井工大6番坂井にレフト前へタイムリーヒットを打たれ、さらに1点を失う。
そして6回裏、変わった惺山のピッチャー鈴木が制球に苦しみ四球でランナーを塁に溜めると、福井工大・6番近藤がライト前へのタイムリーヒットを放つ。福井工大はこの回3点を獲得し、得点差コールドでゲームセット。強豪福井工大が初戦を勝ち切った。