投打のかみ合った弘前学院聖愛が10対2で北海道栗山に5回コールド勝ちを収めた。
初回、北海道栗山は堀心乙のタイムリー二塁打で先制するがその裏、弘前学院聖愛は2死から敵失で走者を二塁に置き、山内美那海のランニング2ランで逆転に成功。
しかし北海道栗山もその直後、伊藤虹葉のタイムリー二塁打で試合を振り出しに戻す。
初回から点の取り合いになった一戦、抜け出したのは弘前学院聖愛だった。
3回、1死から敵失で走者を出すと連打で満塁に。次打者が三塁ゴロとなりホームで三塁走者が封殺されるが、ホームへの送球がやや逸れた間に、二塁走者の吉田恵華がホームイン。隙のない走塁で勝ち越した。さらに最上紗羽の2点タイムリー二塁打などでこの回、4点。4回も相手のミスを逃さず、山本楓香のタイムリー三塁打などで4点を奪い、10対2と突き放した。
投げては2回途中からリリーフした山内が、最終回にピンチを招きながらも無失点で投げきり、決勝トーナメント進出を決めた。対する初出場の北海道栗山は5回、無死満塁のチャンスを作るなど明るく、最後まで粘り強かったが、コールド負けを喫してしまった。