秀明八千代 0-2 福井工業大学付属福井
6回に古市莉子のランニングホームランで2点を獲得した福井工業大学付属福井が2-0で秀明八千代に勝利した。
秀明八千代は竹本心愛が、福井工業大学付属福井は奥村恵が先発のマウンドを託されて始まったこの試合。ストレートと変化球を自由自在に織り交ぜバッターを翻弄する両投手による緊迫した投手戦となった。
お互いストライク先行でテンポのいい投球を見せ、次々にアウトを積み重ね4回までスコアボードに0が並ぶ。
ここで、福井工業大学付属福井が動く。好投を続けていた奥村に代わって藤田奈那をマウンドへ。藤田は、110キロ前後のストレートに変化球を交えながら5回、6回と三者凡退にとる。
すると6回裏。福井工業大学付属福井は、2番尾藤叶来夢がレフト線にうまく運ぶヒットで出塁すると、3番古市が「最近調子を落としていたので、次につなげるという気持ちで入りました」と振り返る打席で、自身初となるランニングホームランを記録。待望の先制を果たす。
2-0と打線に援護をもらった藤田は最終回、ヒットでランナーを許すも、最後は自慢のストレートで空振り三振にとり、零封した。
秀明八千代は、自軍敵軍の両監督が「素晴らしいピッチングだった」と評価する竹本の好投も、打線がつながらず、わずかに及ばなかった。