1997年に始まり、今年で第26回大会を迎える全国高等学校女子硬式野球選手権大会。近年、全国各地の高校に女子野球部が誕生しており、昨年から決勝戦が阪神甲子園球場で開催されたことによって更なる盛り上がりが期待されます。
長い歴史を持つ本大会を戦ったOG選手からの応援メッセージ企画。今回はZENKO BEAMSの坂口英里選手です。
【坂口 英里(さかぐち えり)】2001年7月17日生まれ。神村学園高等部出身。
高校3年時の2019年U-18日本代表メンバーとして、女子野球アジアカップ2連覇に貢献。卒業後は女子プロ野球リーグで1年間活動し、2021年からはZENKO BEAMSでプレー。昨年の全日本クラブ選手権では4番正捕手として大会最多の8打点を記録し、チームを準優勝に導いています。
☆選手権大会参加
第21回大会(2017年)
第22回大会(2018年)
第23回大会(2019年)
ーー高校夏の大会での一番の思い出を教えてください。
3年生の時は高校野球もこれで最後かと思い、開会式から全てが思い出になりました。一番記憶に残っている試合はベスト4をかけた福知山成美との試合です。追いかける展開でしたが、なんとかみんなで一点をとり、まだ負けているのに全員で盛り上がっていました。勝ちに貪欲に野球と向き合っていたあの時間が一番の思い出です。結果的に負けてしまいましたが、一番楽しかった思い出です。
ーー現在の高校女子野球の盛り上がりをどのように感じていますか?
チーム数も増え、女子野球人口もすごく増えてきました。どのチームが勝ってもおかしくないほどチーム力もあると思うので、試合の中でも切磋琢磨して成長できる凄くいい環境で野球ができると思います。
ーー夏の大会で後悔しないためにやっておいた方が良いことはありますか?
毎日の積み重ねです。練習でできないことは試合ではできません。一つ一つのプレーの大切さを夏の大会で思い知るのはもったいないと思います。一つ一つ大切に野球と向き合うことをやっておけばよかったと私自身が後悔しています(笑)
ーー夏の大会に臨む女子選手に向けて、応援メッセージをお願いします。
この日のために練習してきたと思います。存分に楽しんで思いっきり野球をして下さい!