1997年に始まり、今年で第26回大会を迎える全国高等学校女子硬式野球選手権大会。近年、全国各地の高校に女子野球部が誕生しており、昨年から決勝戦が阪神甲子園球場で開催されたことによって更なる盛り上がりが期待されます。
長い歴史を持つ本大会を戦ったOG選手からの応援メッセージ企画。今回は埼玉西武ライオンズ・レディースの里綾実選手です。
【里 綾実(さと あやみ)】1989年12月21日生まれ。神村学園高等部出身。
地元鹿児島県、女子野球の名門・神村学園高等部で、3年の春の選抜大会ではチームを優勝に導く。尚美学園大学時代に第4回女子野球W杯に初めて参加すると、その後は6大会連続で日本代表に選出。さらには3大会連続でMVPを獲得し日本代表の6連覇に大きく貢献した。2019年に女子プロ野球リーグを退団し、現在は埼玉西武ライオンズ・レディースに所属しています。
☆選手権大会参加
第9回大会(2005年)
第10回大会(2006年)
第11回大会(2007年)
ーー高校夏の大会での一番の思い出を教えてください。
初めて大会に出場した時のことが記憶に残っています。当時の参加校は5校しかありませんでしたが、「全国にはこんなに女子野球選手がいるんだ!!」と衝撃を受けました。
ーー現在の高校女子野球の盛り上がりをどのように感じていますか?
プレーをしている選手たちが目指す場所ができて、夢と希望に満ち溢れているなと思います。若い世代の活気が溢れていると、現役でやっているわたしにとっても励みになります。
ーー夏の大会で後悔しないためにやっておいた方が良いことはありますか?
「思ったことは全部やりきる」ということです。
ーー夏の大会に臨む女子選手に向けて、応援メッセージをお願いします。
野球が好きで続けてきたとはいえ、辛く苦しいこともあったと思います。もしかすると今後もそういうことはあるかもしれませんが、根本はみんな”野球が大好き”ということがあって、今があるのだと思います。試合になれば勝敗はついてしまいますが、結果よりも『自分が持っている力を全て出し切った!』と胸を張って言えるよう、思いっきり誰よりも大好きな野球を心から楽しんでください。
思い切り楽しむ権利は誰にでも平等にあります!
皆さんのご健闘を心より祈ってます。
“野球はみんなのスポーツ!!︎”
がんばれ〜