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福井工業大学付属福井 vs 岐阜第一

福井工業大学付属福井 5-7 岐阜第一

延長タイブレークの末、岐阜第一が7-5で福井工業大学付属福井に勝利した。

決勝が行われる甲子園への切符がかかった準決勝第2試合は、お互いの気持ちがぶつかり合う白熱した試合が繰り広げられた。

福井工業大学付属福井は前日の試合で106球を投げ完投したエース藤田奈那が、岐阜第一は前日102球を投げ完投したエース桑澤明里が先発のマウンドを託されて試合が始まった。

初回、福井工業大学付属福井は4番平山幸奈の犠牲フライで先制に成功する。3回にも平山がタイムリーを放ち1点を追加。続く4回には坂井希良来の犠牲フライでもう1点追加し、3-0と突き放す。

なんとか反撃に出たい岐阜第一は5回、2死ながら一、三塁とし、西明日花と上條優奈の連続タイムリーで2点を返す。続く6回、2死二、三塁の場面で岐阜第一の小久保志乃監督が動く。

DHを解除し先発の桑澤が打席へ。2ストライクと追い込まれながらも放った打球は、タイムリーとなり同点に追いつく。

このまま両投手の投げ合いは続き、勝負は延長戦へ。

互いに好守が飛び出し、延長戦でも決着はつかず。無死一、二塁から攻撃を開始するタイブレークへもつれこむ。

先行の岐阜第一がスクイズと犠牲フライで2点を獲得。その裏、福井工業大学付属福井も2点をとりなおも1死三塁。抜けたと思われた打球をショートの高橋愛がとり併殺にするビックプレーが飛び出す。

直後の11回表、先発藤田に代わってマウンドに上がった奥村恵から2点を獲得すると、最後は桑澤がレフトフライに打ち取り、3時間を超える激戦に終止符が打たれた。

岐阜第一が、8月1日に行われる甲子園への切符を手にした。